日本中の実験室の必需品、桐山ロート。創業後経営に苦労する中、彼が開発した高機能漏斗だ。他社の追随を許さない理化学ガラス器具製造会社は、戦後の東大薬学部から出発した。
『新世』2014年5月号掲載
「島豆腐」は沖縄地方独特の豆腐。夫の祖母、そして姑が、毎朝造り続けた伝来の豆腐を妻が担って五十五年。丹念な手造り豆腐は、長年のお得意様の期待を今日も裏切らない。
『新世』2014年6月号掲載
琴は、高い品質を求められる精緻な和楽器であり、多工程で専門技術を要する工芸品。琴造り六十余年、全国で一万面を超える彼の琴が、弾き手と共に伝統の音色を美しく響かせる。
『新世』2014年7月号掲載
遥かインドから沖縄に伝わり、日本の絣の源とも言われる琉球絣。十代半ば以来、絣を織り続けて八十年。工房を後継者に承継しても、毎日織り続けることが、彼女の幸せ。
『新世』2014年8月号掲載
沖縄伝統の染織に独特の深い藍色の原料が、琉球藍の泥藍。需要の減少と化学染料の普及、労働の過酷さから多くの生産者が放棄した。供給責任を一身に負う男の歳月は、藍一筋。
『新世』2014年9月号掲載
素人の「夢の花畑構想」は、25年後、様々な花が咲く広大なガーデンとして実現。今や年間10万人以上が訪れる十勝の大切な観光拠点だ。創業者の笑顔は、花々同様に訪問客を魅了する。
『新世』2014年10月号掲載
<表記のご年齢は、『新世』掲載時のものです>